ツナ吉脱走

えー。ごほん。
みなさまにお知らせがあります。
ツナ吉が脱走しました。

僕は今日、部活から帰ってきて、疲労と足の痛みでばたんきゅー…
ソファで寝ていたわけですが…

気付いたら出かけていた家族が全員帰ってきていて、
ツナ君は弟に外に出してもらっていました。

世間知らずのツナ坊ちゃんは目を離すとかるく迷子状態になります。
なのに…

いつの間にか僕の隣にゲームをしている弟。
「あれ?ツナは?」
と僕が聞くと…

「あ。」
と忘れていたという表情。

たたた…と玄関へ走っていくと…

「わーッ!!ツナがいない!!?」

なな、なんですとッ?!
父を除く家族全員でパニック状態。
僕が玄関に走っていくと、そこにはおもっきし開放されたドア。

ツナさんは脱走したようです…。

１時間くらい家のまわりを捜索。
みつかりません。

昔ネコを飼っていた父は
「もう、いいからご飯たべーよーよ…」
という始末。

でも僕と弟は心配でしょうがなくて捜索続行。
すると…

チリチリチリ…

どこからか鈴の音が…
これはツナの首輪の鈴の音!!
僕は空き家の裏に入っていきます。
高校生になってまでこんなところに入ることになるとわ思いませんでした…

すると。
ツナ発見!!
そして心なしかたのしそーだっ!!
あいつは探検気分で空き家を超え、他人の敷地内に入っていってしまいます…

こんなところで逃がすもんかッ!!!
ポッケに入っていたツナお気に入りの鈴を取り出しおもっきし振る。
「ツナーツナー!!もどっといでーッ!!」

ん?
とこっちを振り向くツナ。
お、興味をしめしたぞ。

……ぷいっ。

あ、あいつ知らん顔して探検続行しやがった…

このあと弟と協力してツナを追い掛け回したところ…

勝手にお家に帰って夕飯をもらってましたとさ。